洗浄液を長時間、連続して循環使用する場合、洗浄性能が適正であるか否かを適宜チェックし、「補正」する事
が必要となります。

 
 
チェック項目    

洗浄液の性状 pH
 pHは、異常発生有無判定の目安となります。
 〔洗浄剤の性能低下要因である酸性物質の混入、バクテリア
 による、腐敗の進行などはpHの低下をもたらします〕
洗浄剤の濃度
 洗浄液の系外への持ち出し(ワーク付着、漏れ、蒸発など)
 による水補給や、ポンプ循環によるエアーの混入、汚れ成
 分の混入による、消耗等によって、洗浄剤成分の含量(濃
 度)低下が発生します。通常は指示薬による中和滴定を行
 って、アルカリ度を目安として濃度を求め補正する必要があ
 まりす。
汚れ成分
 汚れ成分(加工油、切削油、カーボン類など)の混入は、洗
 浄剤の性能低下の原因となる他に、1タンク方式の場合、
 再付着の原因になる場合があり、特に注意が必要となります。
その他
 ・表面張力の測定 〔洗浄能力にほぼ対応します〕
 ・生菌数の測定 〔腐敗の進行度を確認します〕
 ・発泡性の確認 〔洗浄機の能力をさします〕
洗浄液の性能 脱脂性
 製品と同一材料から試験片を作り、新しく調整した洗浄液と、
 老化した洗浄液で処理し、洗浄時間を測定します。
錆止め性  鋳物試験片もしくはドライ切粉で錆発生度を確認します。
 
 
     
 
 
補正対応方法    

濃度低下の場合   洗浄剤の補給
腐敗の進行の場合   殺菌防腐剤の投与または廃棄更新
汚れ成分(混入量大)の場合   廃棄更新
 
 
     
 
 
【洗浄液交換の周期】    

 補正でも限界があり、ある時期(洗浄液が元に戻らなくなる)には、洗浄液を交換する必要がありま
 す。
 
 
     
 
 
洗浄液が元に戻らなくなる原因    

個体汚れ粒子の蓄積
 洗浄液中の個体汚れを濾過しても、細かい粒子は液中に蓄積再付着
 の原因となります。
油性汚れの蓄積
 油水分離等を行ってもやはり液中に蓄積され、再付着の原因となり
 ます。また界面活性剤も消耗してしまいます。
水溶性切削剤の混入
 (前工程などからの)多量の水溶性切削剤の混入は洗浄剤の性質を変
 えることがあります。
 
 
     

一般的に洗浄液の交換は、脱脂時間が新液と比較して2倍以上要する場合には、廃液交換する必要が
あります。(洗浄制度規格や、利用頻度、利用条件等により大きく異なります)

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